2017年2月
EI-1703
コダックフィルム使用作品、
米国アカデミー賞©で圧巻の29ノミネート獲得!
コダックの映画用フィルムで撮影された9作品が、今年度の米国アカデミー賞において29のノミネートを獲得。ゴールデン・グローブ賞©では最優秀賞を受賞した14作品中9作品がフィルムで撮影された作品であり、BAFTA(The British Academy of Film and Television Arts/英国アカデミー賞)ではフィルムで撮影された8作品が34のノミネートを受け、作品賞、撮影賞を含む9部門で最優秀賞を受賞しました。
米国ニューヨーク州ロチェスターおよびカリフォルニア州ロサンゼルス、
2017年1月26日(木)発:
コダックのモーションピクチャー&エンタテインメント部門プレジデント、スティーブ ベラミーは、コダックフィルムで撮影された作品の29にもおよぶ米国アカデミー賞ノミネート獲得を祝うとともに誇りに思っています。ノミネートを受けた『ラ・ラ・ランド』、『Fences(原題)』、『Hidden Figures(原題)』、『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』、『Nocturnal Animals(原題)』、『ラビング 愛という名前のふたり』、『沈黙 サイレンス』、『スーサイド・スクワッド』、『ヘイル、シーザー!』は、すべてコダックの35mmまたは16mm 映画用フィルムで撮影されています。
フィルムで撮影された作品は、ゴールデン・グローブ賞14部門のうち9部門で最優秀賞を獲得、英国アカデミー賞(BAFTA)では34のノミネート、米国アカデミー賞では29のノミネートをフィルム作品が受けたことは、物語を語るためのツールとしてフィルムがいかに価値のあるものかをまさに理解している映画作家たちの復活を反映しています。中でも『ラ・ラ・ランド』は、BAFTAで11、米国アカデミー賞で14ものノミネートを獲得した屈指の作品となりました。
ゴールデン・グローブ賞で2つのノミネートを受けた『ラビング 愛という名前のふたり』のジェフ・ニコルズ監督はこう述べています。「私は35mmフィルム以外でこの作品を撮影するつもりはありませんでした。このラブストーリーには、セルロイド(フィルム)のような情感に訴えるメディアが必要だったのです。単に2Kや4Kのデジタルカメラでは上手くいかなかったでしょう」
低予算の作品やショートムービーにとってもフィルムは重要なメディアです。先頃開催されたサンダンス映画祭においても次世代の優れた映画監督たちによるフィルム撮影作品が上映されました。エリザ・ヒットマン監督の『Beach Rats』、フランソワ・オゾン監督の『Frantz』、アレックス・ロス・ペリー監督の『Golden Exits』、ダスティン・ガイ・デファー監督の『Person to Person』、ルカ・グァダニーノ監督の『Call Me by Your Name』などです。アカデミー賞でノミネートを受けている『ラビング 愛という名前のふたり』のジェフ・ニコルズ監督や『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督も同映画祭の開催地、米国ユタ州パークシティからそのキャリアをスタートさせています。一方、昨年のカンヌ国際映画祭でもフィルム作品が目立ち、主要5部門で最優秀賞を獲得しました。また、2016年のホーリーショーツ映画祭では4000近くの応募作品のうち2作品だけがフィルム撮影作品でしたが、この2作品が主要3部門を勝ち取っています。
コダックのモーションピクチャー&エンタテインメント部門プレジデント、スティーブ ベラミーはこう述べています。「フィルムで撮影された作品が高い割合でノミネートや最優秀賞を獲得しています。トップレベルのアーティストたちがフィルムを選択していますが、その選択を超越した意義が存在します。観客はフィルムの映像を単に見ているだけではなく、それを感じ取っているのです。心のこもった瞬間をより心のこもった瞬間に、楽しい瞬間をより楽しく、悲しい瞬間をより悲しく、フィルムにはそんな感動的なダイナミックさがあるのです。フィルムは世界中の偉大なアーティストたちに使用していただくことで恩恵を授かっていますが、そのアーティストたちもまた、フィルムを使うことでより良い映画制作ができているのです」
過去2年と同様に、『ジェイソン・ボーン』、『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』、『ジャスティス・リーグ』(2017年冬日本公開)、『スーサイド・スクワッド』、『マグニフィセント・セブン』、『ヘイル、シーザー!』など2016年に大ヒットした作品がフィルムで撮影されています。
以下は、コダックフィルムで撮影された作品の米国アカデミー賞ノミネートリストです。
作品賞:
『Fences』
『Hidden Figures』
『ラ・ラ・ランド』(2月24日公開 配給:ギャガ、ポニーキャニオン)
監督賞:
デイミアン・チャゼル、『ラ・ラ・ランド』
主演男優賞:
ライアン・ゴズリング、『ラ・ラ・ランド』
デンゼル・ワシントン、『Fences』
主演女優賞:
ルース・ネッガ、『ラビング 愛という名前のふたり』(3月3日公開 配給:ギャガ)
ナタリー・ポートマン、『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』(3月31日公開 配給:キノフィルムズ)
エマ・ストーン、『ラ・ラ・ランド』
助演男優賞:
マイケル・シャノン、『Nocturnal Animals』
助演女優賞:
ビオラ・デイビス、『Fences』
オクタビア・スペンサー、『Hidden Figures』
脚本賞:
デイミアン・チャゼル、『ラ・ラ・ランド』
脚色賞:
オーガスト・ウィルソン、『Fences』
セオドア・メルフィ/アリソン・シュローダー、『Hidden Figures』
美術賞:
ジェス・ゴンコール/ナンシー・ハイ、『ヘイル、シーザー!』
デビッド・ワスコ/サンディ・レイノルズ、『ラ・ラ・ランド』
撮影賞:
リヌス・サンドグレン、『ラ・ラ・ランド』
ロドリゴ・プリエト、『沈黙 サイレンス』
衣装デザイン賞:
マデリーン・フォンテーヌ、『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』
メアリー・ゾフレス、『ラ・ラ・ランド』
編集賞:
トム・クロス、『ラ・ラ・ランド』
音響編集賞:
アイ・リン・リー/ミルドレッド・モーガン、『ラ・ラ・ランド』
録音賞:
アンディ・ネルソン/アイ・リン・リー/スティーブ・マロウ、『ラ・ラ・ランド』
メイクアップ&ヘアスタイリング賞:
アレッサンドロ・ベルトラーキ/ジョルジョ・グレゴリーニ/クリストファー・ネルソン、『スーサイド・スクワッド』
作曲賞:
ミカ・レビ、『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』
ジャスティン・ハーウィッツ、『ラ・ラ・ランド』
主題歌賞:
“City of Stars”、『ラ・ラ・ランド』
“Audition (The Fools Who Dream)”、『ラ・ラ・ランド』
【コダックについて】
コダックはイメージングに特化したテクノロジー企業です。グラフィックアート、コマーシャルプリント、出版、パッケージング、電子ディスプレイ、エンタテイメントおよびコマーシャル映画、消費者向け製品市場において、ハードウェア、ソフトウェア、消耗品およびサービスを他の革新的企業と直接かつパートナーシップして提供します。当社の世界クラスのR&D能力、革新的なソリューションポートフォリオ、信頼性の高いブランドにより、コダックは世界中の顧客が自らのビジネスを持続的に成長させ、人生を楽しむことを支援しています。
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